こんにちは。愛知県豊橋市にある三宅歯科医院です。
「自宅でできるホームホワイトニングはどうなんだろう?」とホームホワイトニングに関心を持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、ホームホワイトニングとはどのような方法か解説します。基本的な仕組みから得られるメリット、注意すべきデメリット、具体的な施術の流れ、そして気になる費用についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
ホームホワイトニングとは

歯科医院で型取りをした自分の歯に合ったマウスピース(トレー)と専用のホワイトニング剤を使用して、ご自身で行うのがホームホワイトニングです。
ホームホワイトニングで使用する薬剤は、過酸化尿素が含まれたジェルタイプのもので、これらの薬剤は歯の表面に付着した色素を分解・除去する働きがあります。
市販の製品を購入してご自宅で行うセルフホワイトニングという方法がありますが、ホームホワイトニングとの違いは、歯科医師による管理があるかどうかという点です。
市販製品は誰でも購入でき、自己判断で使用するため、口腔内の状態に合っていない場合や正しく使用できていない場合があります。
一方、ホームホワイトニングは事前に歯科医師による診査・診断があり、定期的な経過観察も行われるため、安全性が高く、効果的に白くすることができます。また、市販品より高濃度のものを使用できるため、より高い効果が期待できます。
ホームホワイトニングのメリット

ホームホワイトニングには自宅で行える手軽さだけでなく、効果や費用面でも数多くのメリットがあります。ここでは、ホームホワイトニングのメリットについて解説します。
自分のペースで継続できる
ホームホワイトニングの最大のメリットは、自分の都合の良い時間に自宅で行えることです。一般的には就寝前や自宅でリラックスしている時間に薬剤を注入したマウスピースを装着してホワイトニングを行います。
歯科医院で施術を受けるオフィスホワイトニングの場合、その都度通院が必要ですが、ホームホワイトニングなら自宅で時間があるときに施術を行うことができるのです。特に仕事や育児で忙しい方にとって、時間の融通が利くのは大きな魅力といえるでしょう。
歯への負担が少ない
ホームホワイトニングで使用する薬剤は、オフィスホワイトニングのものと比べて低濃度です。そのため、歯の表面にある歯質(エナメル質)へのダメージが少なく、知覚過敏などの副作用が出にくいというメリットがあります。
特に歯が敏感な方や副作用が心配な方にとって、穏やかに作用するホームホワイトニングは適しているかもしれません。
コストパフォーマンスが良い
マウスピースを作製する初期費用はかかりますが、一度作製すれば、薬剤の追加購入だけで繰り返し使用できます。そのため、長期的に見るとコストパフォーマンスに優れているといえるでしょう。また、オフィスホワイトニングと比べても1回あたりの料金は安価です。
効果の持続性がある
ホームホワイトニングは、毎日継続して行うことで、徐々に歯を白くしていきます。
短期間で劇的な効果を求める方には向いていませんが、じっくりと時間をかけて白くすることで、効果の持続性が高いとされています。また、色の後戻りが気になった際にも、すぐに再開できるため、白さをキープしやすい方法です。
ホームホワイトニングのデメリット

ホームホワイトニングには多くのメリットがありますが、一方でいくつかのデメリットも存在します。これらのデメリットもしっかりと理解しておきましょう。
効果を実感できるまで時間がかかる
ホームホワイトニングで使用する薬剤は低濃度なため、効果を実感できるまでに時間がかかります。一般的に、目に見える効果を実感するまでに2週間程度、理想の白さに到達するまでには1〜2ヶ月程度かかることが多いです。
そのため、短期間で歯を白くしたい方や、結婚式などのイベント直前に歯を白くしたい方には向いていないかもしれません。即効性を求める場合は、オフィスホワイトニングとの併用を検討するとよいでしょう。
自己管理が必要
ホームホワイトニングは自宅で行うため、使用方法を守り、定期的に続ける必要があります。そのため、忙しい方や面倒に感じやすい方は、継続するのが難しくなる場合があります。
また、マウスピースの装着時間や頻度、薬剤の量など、歯科医師の指示通りに行わないと効果が十分に発揮されないこともあります。
忙しい方や自己管理が苦手な方は、通院すれば施術が受けられるオフィスホワイトニングのほうが向いているかもしれません。
知覚過敏の症状が出ることがある
オフィスホワイトニングに比べると副作用は少ないものの、同様に歯がしみる知覚過敏の症状が出ることがあります。特に冷たいものを食べたときにしみる方も少なくありません。
ただし、これらの症状は一時的なものであり、通常は治療終了後に自然と改善します。また、薬剤が歯茎に触れると刺激を感じることがあるため、マウスピースを装着する際には注意が必要です。
すべての歯に効果があるわけではない
ホワイトニングの薬剤は天然歯に対して効果を発揮しますが、詰め物や被せ物には効果がありません。そのため、詰め物やかぶせ物がある場合、ホワイトニング後の白くなった天然歯との色の差が目立つようになることがあります。
治療前に歯科医師と相談し、全体のバランスを考えることが大切です。
ホームホワイトニングの流れ

ホームホワイトニングを始める際の流れは、以下のようになります。
歯科医院でのカウンセリングと検査
まずは口腔内の検査やカウンセリングを行います。ホワイトニングは健康な歯に行う必要があるため、口腔内の状態をチェックし、虫歯や歯周病がある場合は、先にそれらの治療を行う必要があります。
マウスピースの作製と薬剤の処方
問題がなければ歯型を取り、患者さまの歯にぴったり合うマウスピースを作製します。このマウスピースが完成したあと、自宅での正しい使用方法や期間について詳しい説明を受け、専用の薬剤とともにマウスピースを受け取ります。
自宅でのホワイトニングの実施
処方されたホワイトニングジェルをマウスピースに入れ、1日数時間(通常2時間程度)装着します。これを2週間から4週間程度続けることで徐々に歯が白くなっていきます。
使用中は歯が着色しやすい状態になるため、コーヒーや赤ワイン、カレーなどの色の濃い飲食物はできるだけ避けましょう。
経過観察とメンテナンス
ホワイトニング開始から1〜2週間後に歯科医院を受診し、経過を確認します。効果の度合いや副作用の有無をチェックし、必要に応じて使用方法の調整を行います。希望の白さになるまで継続し、定期的に歯科医院でチェックを受けることが大切です。
また、希望の白さに達したあとも、徐々に色が戻ってくることがあります。特にコーヒーなどの着色しやすい飲食物を頻繁に摂取する方は、色の後戻りが早いことがあります。
その場合、メンテナンスとして3〜6ヶ月に1回、数日間のホワイトニングを行うことで、白さを維持することができます。
ホームホワイトニングの費用

ホワイトニングは保険適用外の自由診療であるため、歯科医院によって価格設定に差があります。一般的にホームホワイトニングの費用は、マウスピース作製・薬剤込みでおよそ2万円〜4万円程度が相場です。
薬剤の追加購入が必要な場合には、別途数千円ほどかかることもありますが、薬剤の追加購入だけで繰り返し使用できるため、長期的に見ればコストパフォーマンスは高いといえます。
一方、歯科医院で行うオフィスホワイトニングは1回あたり2万円〜5万円程度とやや高額ですが、即効性があります。
まとめ

ホームホワイトニングは、自宅で手軽に取り組めて、自然な白さが持続しやすいという大きな魅力があります。「歯を白くしたいけれど、通院の時間がとれない」「ナチュラルな仕上がりを目指したい」という方に合っているかもしれません。
ただし、即効性はなく、継続が必要な点には注意が必要です。始める際には、信頼できる歯科医院で診察を受けて、自分に合ったプランを提案してもらうと安心です。
この記事を参考に、自分のライフスタイルに合ったホワイトニング方法を見つけ、理想の白い歯を目指してください。
ホワイトニングを検討されている方は、愛知県豊橋市にある三宅歯科医院にお気軽にご相談ください。
当院では、予防歯科とマウスピース矯正に力を入れています。虫歯・歯周病治療やホワイトニング、入れ歯治療、インプラント治療なども行っています。当院のホームページはこちら、WEB予約も受け付けておりますのでご覧ください。