歯周病治療

健康な歯茎を維持する
ための歯周病治療

健康な歯茎を維持するための歯周病治療歯周病とは、気づかないうちに歯を支える骨が溶けてなくなってしまう病気です。
歯に付着したプラーク(歯垢)の中で増殖した歯周病菌は、歯を支える歯周組織や骨を破壊していきます。
歯周病は歯を失う原因で最も多い病気です。

当院では歯科衛生士担当制を
採用しています

当院では歯科衛生士担当制を採用しています歯科衛生士担当制とは、一人の患者様が特定の歯科衛生士によって常にケアされるシステムです。
この制度は、患者様と歯科衛生士との間に強い信頼関係を築き、患者の口腔健康の全体像を把握するために有効な方法です。
同じ歯科衛生士が一貫してケアを提供することで、患者様の口腔の状態、歯のクリーニングの必要性、フロスの使い方、ブラッシングのテクニックなど、患者個々のニーズと問題を深く理解することが可能になります。
一人ひとりの患者様に最適化された個別のケアプランを作成し、適切な治療を行うことが可能となります。
さらに、歯科衛生士担当制は、患者が歯科治療に対する不安を和らげる助けにもなります。
患者様が毎回同じ歯科衛生士に診てもらうことで、不安感を軽減し、より良い治療結果を生むことができます。
歯科衛生士との信頼関係が深まることで、患者は自分の口腔健康についてよりオープンに話すことが可能になり、それによってより詳細な情報が得られ、より良い治療計画が立てられます。
このように、歯科衛生士担当制は患者の口腔健康を維持し、改善する上で非常に有益な制度であり、それぞれの患者に合わせた最適な治療を提供することができます。

歯周病の進行

健康な状態 歯と歯ぐきの隙間(歯周ポケット)は浅く、歯ぐきが引きしまっている。 健康な状態
軽度歯周病 歯ぐきが赤く腫れ、歯を磨いたり固い物を食べると出血することがある。 軽度歯周病
中度歯周病 歯ぐきの炎症が慢性化し、骨が溶け始める。口臭もあり、歯が浮いたような感じがする。 中度歯周病
重度歯周病 歯を支えている骨がほとんど溶けてしまう。歯根が露出し、歯のぐらつきが大きくなる。 重度歯周病

こんな方は要注意!

  • 歯みがきが苦手な方、しない方
  • たばこを吸う方
  • 糖尿病など全身疾患がある方
  • 虫歯を放置している方
  • 合わない義歯を使っている方

主な原因はプラーク(歯垢)ですが、唾液感染や糖尿病等の全身の病気、タバコを吸う等の生活習慣が歯周病を引き起こしたり悪化させる原因にもなっています。
更に歯周病が誘因となり糖尿病や誤嚥性肺炎などの全身疾患を引き起こしてしまうこともあるため、早急に治療することをおすすめします。

歯周病の感染経路
生まれたばかりの赤ちゃんは歯も生えていないため、虫歯菌や歯周病菌は存在していません。
では元々いない歯周病菌がなぜ大人になってから発生してしまうのでしょうか。
その主な理由は人同士での感染です。
歯周病の感染ルートとして飛沫や唾液感染が最も多く、同じ皿のものを食べたり、箸を使いまわしたり、キスやくしゃみ等が主にあげられます。
治療しても菌が再び口内に定着すると歯周病を再発させる可能性が出てきます。
特に危険なのが恋人やパートナー、家族からの感染です。
せっかく歯周病の治療が完了してもすぐにうつされたのでは、意味がありません。
まずはご自身の周辺の方と同時に治療なさることをお勧めします。
歯周病の再発
唾液や口腔内には「口腔内常在菌」というカビ菌が必ず住み着いています。
徹底的に除去をしても、空気中や食べ物・手の指などから再び口腔内に戻ってきます。
全滅させることはまず不可能だと考えていいでしょう。
カビ菌が増殖し過ぎると歯ぐきが腫れて下がってきたり、ただれたりするなど、悪い影響が出ます。
また、カビ菌は歯周病菌の温床になりますので歯周病菌が繁殖しやすくなります。
歯周病の再発予防をするには、毎日の正しい歯磨きと歯科医院における定期的なクリーニングが重要です。
三宅歯科医院で実施している定期検診では、口腔内に歯周病菌がいないか、カビ菌が増え過ぎていないか、顕微鏡や専用の器具を用いて確認・クリーニングをおこなうことができます。
義歯との関係
義歯(入れ歯)にもカビは付きやすいため、自身の歯よりもお手入れが必要になります。
歯周病治療をした後は特に義歯の清掃を怠らず清潔に保つようにしましょう。
虫歯との関係
カビ菌は歯周病だけではなく虫歯を作る原因にもなっています。
カビはお口の中で食べかすを栄養として酸を出すことが分かってきています。
酸を出している周辺に歯があれば歯を溶かし、虫歯の原因を作ってしまうのです。
虫歯になりやすい方は歯周病になるリスクもあるという事になります。
タバコとの関係
三宅歯科医院で歯周内科治療をする際に使用する薬は、白血球の力で全身へと薬を運んでいきます。
タバコを吸うと歯ぐきの血管が収縮し白血球の量が減少するため、薬の効果が出づらくなります。
またタバコを吸っている方は吸ってない方と比較すると歯周病になりやすく、歯周病が治りにくいことが分っています。
全身疾患との関係
最近では歯周病が歯ぐきの炎症や虫歯の原因になるだけではなく、全身的な慢性疾患の原因となることが分かってきました。
カビ菌が肺に入れば気管支や肺の粘膜で炎症を起こし肺炎になってしまいます。
口腔内で出血を起こすとそこから歯周病菌が血管に入り込み、心臓で炎症を起こします。
そのため歯周病の人が心臓病になる確率は普通の人の2~3倍高くなります。
他にも食道がん・糖尿病・早産・高血圧などにも関与すると言われています。

歯周病治療終了後に
注意すべきこと!

  • 歯周病は感染症の一つであるため、治療終了後も再感染しないように気をつけましょう。
    特にパートナーによる感染に気をつけましょう。
  • お口の中を清潔に保ち、歯周病の原因となる細菌に感染するリスクを減らしましょう。
    日々の正しいブラッシングと合わせて歯科医院で定期的に歯石や歯垢・汚れを除去することが大切です。
  • 歯周病を起こす細菌に再感染していないか、また口腔内が再感染しやすい環境になっていないかなど、定期検診を必ず受けるようにしましょう。

三宅歯科医院では、歯のクリーニングはもちろん、顕微鏡を用いた治療にも力をいれ、患者様のお口の健康を長期的に維持していくようにしています。

歯周病を放置してしまうと

歯周病を放置してしまうと歯周病の初期段階では、痛みは生じません。
そのため気づかず進行してしまう方が多いようです。
しかし放置しておくと、歯ぐきから出血しやすくなったり、歯ぐきがブヨブヨしてきたり、歯が浮いたように感じるなど、さまざまな症状が出てきます。
最終的には、歯を支えている骨が溶け、歯が抜け落ちてしまう恐ろしい病気です。
歯周病は1本の歯だけでなく、周辺の歯にも連鎖的に感染するため、放置したままにしておくと何本もの歯を失ってしまう原因となります。
また、近年の研究で“歯周病と全身疾患”がとても深く関係していることが分かっています。
進行してしまうと患者さまご自身で治すことができないため、少しでも歯周病を疑う症状が現れましたら、早期のうちに受診することをおすすめいたします。
三宅歯科医院では、長年の経験と経験豊富な歯科医師が治療をおこなっておりますので安心してご相談ください。

当院の治療

当院の治療歯周病治療は、あなたと医院が共同ですすめます。
歯周病は細菌により発症し進行しても自覚症状が少ないのが特徴です。
歯周病治療は悪い状態の歯茎をできるだけ良い状態にしていきます。
治療後も定期的なメインテナンスをしなければ、感染力が抵抗力を上回り再び悪くなります。
そうならない為にも歯周病菌を減らし、歯周病に対する体の抵抗力を強めることが必要です。
歯自体を綺麗にして歯周病菌の住み難い環境にします。
三宅歯科医院は完全個室で治療中もリラックス頂ける設備が整っております。
治療方針は患者様のニーズに合わせて決定しておりますので気になる事は遠慮なくご相談下さい。

エアフロー(EMS)を利用したクリーニング

エアフロー(EMS)を利用したクリーニングエアフローは、高速の空気と微細なパウダー、そして少量の水を組み合わせてプラークや歯石、ステイン(表面の着色)を取り除く歯科治療器具です。
これにより、歯と歯ぐきの健康を維持するのに大いに役立ちます。
エアフローは、特に歯間や歯ぐきのラインなど、歯ブラシやフロスが届きにくいエリアの清掃に有効です。
また、歯の表面を滑らかにし、新たな細菌の付着を防ぐため、虫歯や歯周病の予防に役立ち、ステイン(着色)の除去にも用いられます。
飲食物や喫煙により着色した歯を優しく、かつ効果的にクリーニングします。
そしてエアフローは快適な体験を提供します。
歯石を削る際のような不快な感覚や音がなく、清潔で爽快な感覚を提供します。
エアフローを定期的に行うことで、口腔内を清潔に保ち、虫歯や歯周病の予防に大きく貢献します。
歯周病治療、予防歯科の一環として、定期的なエアフローの施術を受けることを推奨しています。

歯周病治療のポイント

  • 現状の進行具合の検査をする
  • ご家庭での清掃方法を理解してもらう
  • 歯周病菌をできる限り取り除く
  • 再び検査をして症状の判定をする
  • 再度入念に菌を取り除く
  • 定期的な管理

治療の流れ!

歯ぐきの検査をします。

1レントゲン撮影
歯を支える骨の状態や、歯ぐきの奥の歯石をチェックします。
2染め出し
歯の表面についているプラーク(歯垢)を専用の染め出し液を使ってチェックします。
3写真撮影
治療前の歯ぐきの状態や、歯石の付着状態を撮影して保管します。
4歯周組織の検査
専用の器具を使って歯と歯ぐきの間の溝(歯周ポケット)の深さを測ります。歯ぐきの炎症の有無や歯の動揺の有無を検査します。

歯石の除去とブラッシング指導

1歯石の除去
歯と歯ぐきの境目にこびりついた歯石はブラッシングでは取り除くことが出来ません。
専用の器具を使って歯の表面を傷つけないように、歯ぐきの状態を確認しながら丁寧に取り除きます。
通常2回に分けて行いますが、症状によっては回数が増える場合があります。
2ブラッシング指導
ご家庭でのブラッシング状況をチェックして、正しいブラッシングの方法をアドバイスします。

再検査・歯ぐきの奥深くまでお掃除します。

1ポケットの深さをチェック
専用の器具を使って 歯と歯ぐきの間の溝(歯周ポケット) の深さを測ります。
2歯石やプラークの除去
歯ぐきの奥の目に見えない、歯石やプラークを取り除きます。
特に深い部分に歯石がある場合には、麻酔を使用する事があります。
歯石を除去する時に出血する事がありますが、歯ぐきの腫れによるものです。
3お掃除終了
これで再検査と見えない奥深くのお掃除はこれで完了です。
定期的にプラークや歯石を取り除くことで健康的な歯を保つことができます。
三宅歯科医院では患者様の状態を見て、1か月から半年での定期検診をすすめています。

位相差顕微鏡を用いた薬で
治す歯周内科治療

位相差顕微鏡を用いた薬で治す歯周内科治療歯周病治療といえば、昔から歯磨き指導と歯石を除去したりする歯のお掃除がどの医院でもされている基本的な治療です。
しかしこの基本的な治療をしても一生懸命歯磨きしても、なかなか歯肉の炎症が取れず、歯肉の腫れや出血・口臭で悩まれ、歯周病で歯を失う方がおられることも事実です。
ところが、簡単に薬で治す方法があるのです。
この治療方法が「位相差顕微鏡を使った歯周内科治療」です。

歯周内科学とは?

歯科における2大疾患といえば、虫歯・歯周病。これは現在の歯科医療においては、感染症であるという結論になっています。
現在の歯周病治療は外科的な処置が主流です。
しかしそれは歯科医師が特殊な技術を持ち、患者様も歯磨きが上手くできるという、条件下でないとよい結果が生まれないのです。
どんな条件下でも同じ方法で、簡単によい結果が生まれる方法はないものかと、多くの歯科医師が知恵を出し合った結果生まれたのが、薬で歯周病を治す「歯周内科」という治療法なのです。

歯周内科治療方法

1位相差顕微鏡での菌の確認
位相差顕微鏡検査とは・・
患者様のお口の中の歯垢をほんの少し採取し、それを顕微鏡で観察します。
顕微鏡検査では、歯周病菌やカビ菌が殆どの方に見られます。
2細菌の除去剤の内服
3カビの除去薬剤あるいは、カビ取り歯磨き剤での歯磨き
4除菌後の歯石とり

特に1は大きなポイントです。位相差顕微鏡でお口の中の菌を確認しないとお薬の選択ができません。
※歯周内科治療は国際歯周内科学研究会の行った研修を受け、設備の整った所で行うことが推奨されています。

位相差顕微鏡について詳しく

位相差顕微鏡は、唾液を採取して口腔内の細菌を観察し、それらの活動と動きを評価することで、病原体の特定、歯周病の進行度の評価、そして最適な治療法の選択を可能にします。
位相差顕微鏡を用いた歯周内科治療は、最先端の医療技術と科学を組み合わせて、歯周病の診断と治療を行う新たなアプローチです。
治療が開始されると、位相差顕微鏡は、患者様の口腔内環境と治療の進行を客観的に評価するための指標となります。
治療の効果をリアルタイムで観察することができ、治療計画の調整や変更を迅速に行うことが可能です。
歯周病は進行すると全身の健康に影響を及ぼす可能性がありますので、初期の段階で適切な治療を行うことが重要です。
位相差顕微鏡を用いた歯周内科治療は、そのための有効な手段と言えるでしょう。

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